F⑪「ショートスイング」での「Gクイック」
①「G返し」と「2Gプッシュ」の2つの「リズム」
「G返し」によるコンパクトで、より鋭い「1Gリズム」と、「2Gプッシュ」による大きくパワフルな「2Gリズム」を、打点で「一致」させることが重要です。(第10段階)
まさに「異次元」の「ミート」感覚です。
↑ 残念ながら、「R返し」によって、「ヘッドの遅れ」が生まれ、「G返し」が遅れてしまいます。当然、「2Gプッシュ」も十分にパワーが出ません。
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②ゴルフでの「ショートスイング」
ゴルフでは、「ショートスイング」(ハーフスイング)という練習方法があります。
古閑美保や上田桃子を育てた「坂田塾」という有名なスクールで行われていた有名な練習方法です。
腕を頭上まで上げずに、腕を地面と平行になるまで、つまり時計の9時の角度まで上げて、スイングします。
フォローも腕が地面と平行になるまで、つまり時計の3時の角度まで上げて終わります。
この短いスイングに「ヘッドの返し」のリズムを正確に合わせます。
↑ 短いスイングに「ヘッドの返し」のリズムを「一致」させます。
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③「ショートスイング」での「Gクイック」
ゴルフクラブはヘッドの角度があり、打点での「ヘッドの返し」に集中すれば、自然な「ショートスイング」ができます。
ゴルフでは、バックスイングでの「切り返し」は必要ないように見えます。バックスイングを停止した位置から、スムーズにスイングできるように見えます。
そして、左右対称のテニスラケットで「ショートスイング」するのは非常によい練習になります。
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最初は、打点をゴルフのように地面近くに設定します。
地面近くの打点での「G返し」のリズムに集中し、振り上げたラケットをコンパクトに振り下ろし、「ショートスイング」をします。
このとき、打点での「G返し」のリズムに合わせるためには、ヘッドにある「切り返し」が必要となります。
この「切り返し」のリズムを「Gクイック」と呼びます。(第11段階)
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高い打点では、この「Gクイック」からのスイングを「G返し」のリズムに合わせることは非常に難しくなります。
どうしても「ヘッドの遅れ」を使ってしまうからです。
地面近くの打点に対する「ショートスイング」で「Gクイック」を十分に練習するべきです。
← 打球前
↑ 明らかに、打点での「G返し」が遅れています。
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④ さまざまな練習方法について
今まで、いろいろな練習方法を考えましたが、まだまだ改良が必要です。
「G返し」をより正確に、よりパワフルにする練習方法(第5段階)
「G反動」を「G返し」に正確に合わせる練習方法(第6段階)
上の二つの技術を打点で「両立」させる練習方法(第7段階)
「Gクイック」からの「ショートスイング」を「G返し」のリズムに合わせる練習方法(第11段階)
それぞれの練習方法には、それぞれ、重要なヒントが含まれています。
いつかは、ぜひ詳しく紹介したいと思っています。
でも、すべて、打点での「G返し」のための練習です。
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複雑すぎますか?
卓球の伊藤美誠選手は、「みまパンチ」「チキータ」「逆チキ」と、様々なショットを研究しています。すごいですね。
テニス技術も負けてはいられません。
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「G返し」は難しい考え方ですが、ぜひ「挑戦」してみてください。
興味がわいたり、何か疑問があれば「コメント」してください。
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