「異次元テニス」をめざして

ー 残酷な天使の「アンチテーゼ」 ー

FB④「イカロスGT-R」DS版

イカロスGT-R」の実用化に取り組んでいます。

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 ①「GT返し」での「ゼロヨン加速」

 打点では、必ず「ヘッドの返し」、つまり「GT返し」で「G点」にパワーを集めます。

ゴルフのショートスイングのように、必ず、素早く自然な「ヘッドの返し」を打点に合わせます。

重要なのは「加速」です。

「加速」される「G点」に強力なパワーが生まれます。

イメージとしては、「最高速度」ではなく、「ゼロヨン」が重要です。

無駄な情報ですが、ロータリーエンジンの「初代コスモ」のゼロヨンは、1982年2名乗車で15秒16、日本車最速でした。

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自分の腕力で「G点」をひねり込もうとしても、十分な「加速」ができません。

確かに、「ワイパースイング」では、ヘッドに遠心力が生まれますが、「等速」でパワー不足です。

「等速」でのヘッドの「最高速度」ではなく、「加速」される「G点」の「ゼロヨン」パワーが重要です。

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ゴルフのショートスイングでは、打点での素早く自然な「ヘッドの返し」を冷静に「観察」します。

自分の腕力でパワーを加えると、コントロールができません。

スピンショットに適した、小さく鋭い「GT返し」で「G点」に強力なパワーが生まれ、ボールを打ち抜く様子を冷静に「観察」します。

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②「デッド・スタート(DS)」

どうやって「G点」に強力なパワーを生み出すか?

ショートスイングでの「手首の返し」が重要だとわかっていな がら、「自分の腕力」「Bスイング」「体回転」のパワーを利用するべきだと思ってしまいました。

「早く構える」という「残酷な天使のテーゼ」から抜け出すことができないのです。

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無駄なBスイングや振り出しの動きをなくし、それぞれの打点に対し、「GT返し」が可能な「最小限」の「構え」の位置を見つけます。

最小限」の「構え」の位置を「デッド・ポイント」と考え、そこから無駄な動きをなくして、「GT返し」のスイングだけを行います。

「デッド・スタート(DS)」と名付けました。

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「予備動作」がないとラケットの始動のリズムが難しい場合は、「G点」に「遠心力」が生まれないように、「構え」の位置で最小限の「予備動作」を行います。

しかし、「遠心力」を作り出すことに気を取られて、気づかなかった、見逃していた「パワーの出し方」があります。

静止物体の「慣性」、あるいは「慣性力」です。

大きなワイパースイングによって、ヘッドに生まれる、「等速」で回転する「慣性力」ではありません。

「等速」の「慣性力」ではパワー不足です。

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具体的な「慣性力」スタートのイメージを紹介します。

「G点」と「T点」がゴムひもで結ばれていると考えます。

「T点」を始動させて、「GT返し」のスイングを始めます。

すると静止している「G点」には「慣性力」が働いて、つないだゴムひもが伸びます。

もちろん、実際はラケットなので伸びませんが、始動する「T点」に対して、「G点」がその位置に残って、「GT間」が一瞬伸びるイメージが重要です。

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次の瞬間、伸びたゴムひもが縮み、「G点」が「T点」に追いつくように強力に動き始めます。

この時、ほぼ同時に、それぞれの打点に適した位置に「T点」を固定し、さらに「T点」を支点として「G点」を鋭く回転させます。

これが「ショートスイング」による「GT返し」です。

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「等速」で動く「慣性力」は、砲丸投げのイメージです。

体回転によって、「等速」で動き続ける「慣性力」を作り出すイメージです。

もちろん、実際はスナップも使うので、複雑ですが。

「静止」からの「慣性力」は、やり投げ」のイメージです。

 一瞬、「慣性力」で、やり全体の重心がその位置に残り、伸びたゴムひもが縮むように、爆発的なスナップパワーで飛び出すイメージです。

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「ゼロヨン」のように、「G点」が「ゼロ」の「静止位置」からスタートし、打点では、強力な「遠心力」パワーで加速しながら、ボールを打ち抜くイメージです。

ギリギリまでコンパクトで鋭い「ショートスイング」で、様々な打点に対し、正確な「GT返し」を行います。

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③「デッド・ポイント」

フォアハンドは、「押し手」なので、「GT返し」が不安定になります。

最小限の「構え」の位置、つまり「デッド・ポイント」からの始動で、正確な「GT返し」を行います。

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シングルBは、左利きの「引き手」なので、パワー不足ですが、「GT返し」は自然に生まれます。

ただし、打点までの「振り出し」、「助走」が必要です。

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ダブルBは非常に問題があります。

左利きの「ゴルフ」スイングなので、自然にパワフルに「GT返し」ができるはずですが、あまりにも「リーチ」が短く、様々な打点に対して、「GT返し」を正確に行うことができません。

さらに、両手のため「G点」に生まれる回転パワーを感じ取りにくくなります。

打点までの「振り出し」をできるだけ短くして、最小限の「GT返し」だけに集中する必要があります。

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「GT返し」を練習することで、様々な打点に対する、「右手だけ」「左利きの引き手だけ」「左利き」でのゴルフスイングが楽しめると考えましょう。

ゴルフクラブには「G点」「T点」があるのか、考えてみるのも面白いでしょう。

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バットの上と下に文字を書き入れ、打点での「手首の返し」で、二つの文字がどのように回転するか、「観察」するのも面白いでしょう。

フライボール革命」の真髄がわかるかもしれません。

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とにかく、まだまだ、チャレンジが続きます。

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