「異次元テニス」をめざして <目次>
「伝統的テニス」を「否定」することによって「異次元テニス」に出会うことができました。
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2019-04-29
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↑ 甘いですね。そんなに甘いものではありません。
でも今日は「キセキ」かもしれません。
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今日も「これだ!」と思えるものに出会えました。
ほぼ毎日ですが・・・
今日こそ「今までとは違う!」と思うのですが・・・
でも、それもほぼ毎日です。
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何気に、この<目次>のブログを見ていたら、
なんと!日付は4月29日です!
「キセキ」だといいのですが・・・
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あれから1年、今も「ファルコン」を改造しています。
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「本尊」は「秘仏」です。
「お前立ち」に御利益はあるのでしょうか?
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2018-04-29
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☆新「ファルコン・シリーズ」
☆旧「イカロス・シリーズ」
☆旧「上達のヒント」
旧・旧「上達のヒント」
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☆ 余談ですが・・・
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祝「令和」! 「ファルコンRZ」改造中
2019-05-01
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今日は、令和元年5月1日です。
新しい時代の始まりを祝して過去の記事を編集しています。
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ほとんど非公開の技術であり、今は「一子相伝」もあきらめ、「完全秘仏」とすることに決めているので、わざわざ記事に書く必要もないのですが・・・。
これからまだ、遠い道のりを進んでいく自分への励ましになればいいと思っています。
また、同じように、「究極のテニス」を求めて日々苦しんでいる人にとっては、同じような「変人」がいることが、多少とも励ましになるかもしれません。
でも、この記事の編集に気づく人はほとんどいないでしょうね。
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夏に、インカレ優勝のC大学M選手のテニスを近くで見れたのは、かなり刺激的でした。
彼のテニスを分析しながら、「ファルコンGTR」の改良を続けました。
最終的には、苦労して「プロネーション」を卒業し、「R3」という新しい技術を開発しました。
そして、重要な技術を7個にしぼり、「R1」~「R7」とし、従来の誤った技術も7個にしぼり、「X1」~「X7」とし、「ファルコンRX7」という新しい名前をつけました。
くだらないダジャレですが、「正解」を見つける旅はかなり苦しいので、多少は「楽しみ」が欲しいのです。
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そして、さらに、三つの新しいことに気づき、ついに、次元を超えることができました。
「GTR」「RX7」から、より「究極」に近づけたので、「ファルコンRZ」と名付けました。
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①一つ目は、ベタですが、「時間を感じる」力です。
動力学にも「時間」はありますが、それは単なる計算上の「時間」です。
測定不能な、微妙な、心理的とも思える「時間」が、ボールに影響を与える可能性を考えてみたのです。
柔軟に、打点を「感じて」いたら、次元を超えることができました。
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弓道の「射法八節」では、「離れ」の前に「会(かい)」があり、「離れ」の後に「残心」があります。
前後の二つの「時間」が「離れ」に影響するのでしょうか。
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②二つ目は「見えないものを見る」力です。
「時間」を感じようとするとき、この力が必要だと思いました。
動力学で説明できるのかもしれませんが、たとえば、机の上の1㎏の箱と2㎏の箱の重力は「見えますか?」
回転するコマの力、自転車の車輪の力、「見えますか?」
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③三つ目は「物理学を越える」力です。
硬いラケットはグニャリと曲がりますか?
30㎝のラケットの幅は広がりますか?
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なんか、間違った方向に進んでいる気もしますが・・・。
ま、「楽しく」続けていることは確かです。
より「実戦的」な成果を紹介できるようになるといいのですが・・・。
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とにかく、良い時代が来るといいですね。
みなさん、「令和」も頑張りましょう!
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2018-08-24
FB③「ファルコンGTR」試作中
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8月は、「ファルコン」を求めて、多くの選手を見ました。
インターハイや全日本ジュニア、インカレに出場している選手を、実際に観戦したり、あるいは、テレビやYoutubeで研究しました。
結論から言えば、明確な「ファルコン」の動きを見つけることはできませんでした。
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今回は「ファルコンGTR」の試作車を紹介します。
またまた「GTR」というふざけた名前で怪しいですが、十分時間をかけて開発した技術です。
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①「プロネーション」の混乱
私が考える「スピン」の「プロネーション」とは、バッティングやゴルフでの両手首の「ひねり」です。
バッティングやゴルフでの「手首の返し」です。
この「プロネーション」の動きを「パワーアップ」に利用できないかと模索してきました。
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残念ながら、ダメでした。
「GT返し」と「逆の動き」をいろいろ試してみましたが、結局、「プロネーション」の動きでは十分なパワーが出せませんでした。
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②再び「GTR」登場 =「リバース」パワー
早くも「ファルコン」墜落か、とショックを受けました。
しかし、この「逆・GT返し」を試行錯誤する中で、新たな「GTR」を見つけました。
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旧「GTR」は、「GT返し」の「反動パワー」を第3の点「R点」に集めて、ヘッドの回転をパワーアップするという動きでした。
しかし、この動きは、基本的に「ワイパー平面」をイメージしているので、前方へのパワーがコントロールできませんでした。
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新「GTR」は、打点で正確に「手首の返し」、つまり「GT返し」を行うことで、「反動パワー」を「G点」に集める動きです。
この「G点」に集めた「反動パワー」を利用して、ボールを「パワーアップ」します。
さらに、この「反動パワー」を、スイングパワーや体回転のパワーで加速します。
重要なのは、「リズム」です。
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今までは「G点」の「遠心力パワー」だけで打ったり、「GT返し」のパワーだけで打とうとしてきました。
「反動パワー」が「G点」に生まれる「前」にボールを打っていました。
「スイング」のパワーや「体回転」のパワーを「オン・ビート」で「ヘッド」に伝えてはダメです。
「反動パワー」が生まれません。
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十分リズムをためて、「反動パワー」が「G点」に生まれた「後」で、「体回転」のパワーで加速します。
「スイング」のパワーや「体回転」のパワーを「オフ・ビート」で「ヘッド」に伝えます。
「GT返し」の「裏回転」のような「リズム」なので「リバース」と名付けました。
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この「リバース」パワーは今までも何度も経験してきました。
ただ、それが「どのような動きなのか」理解できなかったのです。
「理解」を超えた「異次元」の動きだったのです。
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言い訳をすると、これが「オオカミ少年」の原因でした。
過去に「エルボー・パンチ」という言葉を使いましたが、実は、これが、「リバース」パワーを感じて、その動きを理解できないまま、イメージだけで名付けた言葉です。
そのときは、ついに「異次元」を見つけた、と思ったのです。
しかし、その動きを「感じ取った」だけで、「理解」はできていませんでした。
これからは、この「リバース」パワーを追求していきます。
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③再び「アンバランス」登場
この「リバース」パワーを効果的に「G点」に集めるには、「アンバランス」な位置にある「GT点」を「鋭く返す」必要があります。
今回、「GT点」の位置を再度、新しく「設定」しなおしました。
より「アンバランス」な位置に設定することで、「GT返し」の「反動パワー」をより強くすることができました。
同時に、「体回転パワー」で加速した「リバース」パワーも、より正確に意識し、コントロールできるようになりました。
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「リバース」パワーの最大のメリットは、あらゆる打点に「応用」できるという点です。
遠い打点や低い打点、高い打点での打ち込み、すべてのショットに使えます。
もちろん、「スピンの基本原理」なので、シングルBでもダブルBでも「同じイメージ」で使えます。
まだまだ、「改良の必要性」が残っていますが、「リバース」パワーが使えれば、バックハンドでの「振り抜き」や「打ち込み」がより簡単になるはずです。
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④再び「プロネーション」登場
「ファルコン」誕生のきっかけとなった「プロネーション」はどうなったのでしょうか?
実は、「プロネーション」の動きを試行錯誤する中で、「リバース」パワーが「理解」できたのです。
「プロネーション」は重要な役割を果たしました。
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では、もう必要ないのでしょうか?
実は、まだまだ、試行錯誤の最中ですが、「今まで」の「大きな構え」からの「体回転」を使った「スイング」では「リバース」パワーが作り出せないようです。
そこで「可能性」が出てきたのが、「プロネーション」を利用してヘッドを始動し、打点での鋭い「GT返し」につなげることで、「リバース」パワーを作り出すという方法です。
「DS版」や「PS版」と名付けて、ヘッドの始動方法を試行錯誤してきたことが役立ちそうです。
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「打点」での「ヘッドの動きだけ」に集中すれば、「異次元」の「スピン」が見つかると思っていました。
ところが、皮肉にも、今まで注目してこなかった、「構え」から「打点」までの「スイング」が、「リバース」パワーを「封印」してきたのです。
「リバース」パワーは実用化・実戦化できるのでしょうか?
少なくとも、今は、他に「道」はありません。
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FB①「ファルコン」始動
①「プロネーション」の混乱
「サーブ」の「プロネーション」の動きは、だいたいどのコーチも共通した説明ですが、「スピン」の「プロネーション」の動きは全くの未知の世界です。
実は、「イカロスGTR-DS版」の記事を書いているときから、「スピン」の「プロネーション」の動きを「パワーアップ」に利用できないかと模索していました。
もう二週間以上、この謎の「プロネーション」に悪戦苦闘してきました。
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というより、はるか以前から「この動き」は気になっていましたが、全くコントロールができなくて、実用化をあきらめていました。
「GT返し」を完成すれば、「プロネーション」の動きを利用しなくても、十分にパワーが出せると思っていました。
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「スピン」の「プロネーション」の動きは、まだまだ認知度が低い動きです。
さらに、コーチによって「プロネーション」の動きの解釈が違うので、混乱してしまいます。
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たとえば、Youtubeで調べると、あるコーチは「バイバイする動き」だと説明しています。
この動きは、「ワイパースイング」や「GT返し」と同じ動きであり、私の解釈とは全く違います。
ところが、このコーチは「打点を前にして」しっかり打ち抜くことが重要だと言っています。
おそらく、「プロネーション」の動きを利用することで「パワーアップ」できることを実感しているのだと思いますが、どの動きが「プロネーション」なのかは十分に分析できていないように思えます。
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同様に、「プロネーション」は「ボールの当たりを薄くする」と警告するコーチがいます。
このコーチも「プロネーション」を「肘先での運動」だと考えています。
肘先での「ワイパースイング」ではなく、体回転をしっかり使って大きくスイングするように勧めています。
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また、あるコーチは、Youtubeで、多くのレッスン動画を公開していて、その中で「プロネーション」の重要性を繰り返し強調しています。
ところが、このコーチの、非常に多くのレッスン動画を見てみましたが、どの動きが「プロネーション」なのか結局、よく理解できませんでした。
ラグビーボールを使ったり、ラケットヘッドを持ったり、いろいろと工夫した練習方法が出てくるのですが、とにかく、よく理解できませんでした。
熱心に練習している生徒さんたちは、このコーチの説明が理解できているのでしょうか?
実際のラリーや試合で、この動きを使えているのでしょうか?
正直に言うと、実は、私が考える「プロネーション」の動きが少し含まれているように思います。
しかし、これらの動画の説明は、あまりにも多くの混乱を招きます。
残念ながら、お勧めできません。
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英語の動画も「何百」と見てみました。
もちろん、英語での説明はよくわかりませんが、「スピン」の「プロネーション」の説明はほとんどありませんでした。
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②「プロネーション」の罠
面白いのは、この3人のコーチが動画の中で「見本」として打っている「スピン」ショットには、明らかに、私の考える「プロネーション」の動きが使われていて、その動きによって「パワーアップ」されているのです。
さすが、プロのコーチです。
自然と「プロネーション」の動きを利用できるのでしょう。
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テレビで、去年の全日本ジュニアの様子を見ました。
多くのジュニアが、自然と「プロネーション」を利用した、強打を打っていました。
すばらしいですね。
どの選手も「世界をめざして」いるのでしょう。
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でもここに罠が潜んでいます。
「スピン」の「プロネーション」は謎の動きです。
ところが、ほとんどの優れた選手は、この動きを自然と利用して、素晴らしい「スピン」を打っています。
そして、ある日、「どうやって打つのか?」という禁断の疑問が頭の中に浮かび上がるのです。
いかなる選手も、この「テニスのイップス」から逃れることはできません。
「外見」では症状が分からない選手もいるでしょうが、「精神的」苦痛は「壊滅的」だと思います。
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元プロのコーチたちにも、もっとこの「プロネーション」の謎に取り組んで欲しいものです。
現役の選手には無理です。
目の前の試合に勝つことに必死な選手には、打ち方を改良することでさえ、非常に危険なチャレンジです。
その意味では、錦織選手がどうようにサーブを改良したのか、非常に興味があります。
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③「プロネーション」への挑戦
まず先に、言い訳をさせてください。
「G返し」や「GT返し」の記事の中で、「ついに異次元のテニスを見つけた」と、オオカミ少年の如く、興奮して「ガセネタ」を書いてきました。
実は、優秀なジュニア選手たちとは比較にならないですが、私にも、「G返し」や「GT返し」を練習しているときに、自然と「プロネーション」の動きが入り、理想的な「スピン」が打てるときがあったのです。
そのとき、この「G返し」が「異次元」だとか、「GT返し」が「異次元」の秘訣だとか、信じ込んでしまったのです。
ところが、いつまでたっても、スピンとパワーのコントロールができません。
このときの「背中にのしかかってくる敗北感の重圧」は、まさに、「カモメのジョナサン」と同じでした。
ところが、そのとき、なんと、私にも、「あのハヤブサみたいな短い翼」と同じような言葉が聞こえてきたのです。
ちょっとオーバーですね。
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私が考える「プロネーション」とは、バッティングやゴルフでの両手首の「ひねり」です。
もう「大混乱」です。
バッティングでも、ゴルフでも、「手首の返し」は議論の的です。
バッティングでは、そもそも、「手首を返すべきかどうか」が議論を呼んでいます。
そんな複雑な「手首の返し」を「スピン」に応用するのは不可能に近いものでした。
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実際、「GT返し」に、この「プロネーション」の動きを利用することはできませんでした。
しかし、今まで「GTR」の3点に意識を集中させる練習が役に立ちました。
試しに、「GT返し」と「逆の動き」をしてみると、まさに「ヒット」したのです。
まさに「ジャスト・ミート」でした。
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まさか、あれほど練習してきた「GT返し」の「逆の動き」だったとは!
でも、「GT返し」を練習していなければ、見逃していた動きだったと思います。
この何カ月かの「GT返し」の練習が「無駄ではなかった」と信じたいですね。
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この「逆・GT返し」の使い方がわかれば、元の「プロネーション」の動きに悩む必要はありません。
「プロネーション」という理解しにくい言葉を使わなくても、この動きを説明できます。
必要な「スピン」と必要な「パワー」の両方を、ボールに正確に伝えることに集中するだけでいいのです。
とりあえず、この動きを「ファルコン」と呼ぶことにします。
あとは祈るだけです。「ファルコン」が大空にはばたくことを。
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④余談
今、「アスリートの魂」という番組で、新体操のトップ選手の苦悩を放送しています。
同時に、注目度は低いが、トップ選手のコーチの苦悩も映し出されている。
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テニスの、過去のジュニアのトップ選手たちは、どのようにしてプロの道を諦めていったのか?
そのジュニア選手を育てたコーチたちは、自分たちの無力さをどれほど痛感しただろうか?
どのスポーツも同じですが、テニスも本当に厳しい世界です。
ジュニア選手には、今の「栄光」は将来の何の保証にもならないということをしっかり覚悟して、頑張ってほしいですね。
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余談①「A Falcon's Short Wings」
以下、すべて「カモメのジョナサン」からの引用です。
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彼が意識をとりもどしたのは、日没後、かなりたってからのことだった。
彼は月の光をあびながら、海上をゆらゆらと漂っていた。
両の翼はまるで鉛の板みたいな感じだったが、それよりも、背中にのしかかってくる敗北感の重圧のほうがさらに重たかった。
彼は打ちひしがれた心で、いっそのことその重さが自分を海の底まで優しく引きずりこみ、それで何もかも万事終わりということにしてくれたらどんなにいいだろう、と考えた。
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どうしようもないことだ。
お前は一羽のカモメにすぎない。
もともとお前にできることには限りがあるのだ。
・・・
それにお前がもっと速く飛ぶように生まれついていたのなら、あのハヤブサみたいな短い翼をもち、魚のかわりに鼠かなんか食って生きていたはずだ。
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短い翼だ。
ハヤブサのあのつぼめた短い翼!
こいつが答だ!
おれはなんて馬鹿だったんだ!
必要なのは小さく短い翼だけなのだ。
翼の大部分をたたみこみ、残された先端だけで飛ぶ!
短い翼!
それがすべてだ!
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以上、すべて引用でした。
テニスにおける「ハヤブサの短い翼」はあるのでしょうか?
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FB⑤「イカロスGT-R」PS版
「イカロスGT-R」の実用化に取り組んできましたが、残念ながら「ラスト・イカロス」に・・・。
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①「DS版」と「PS版」
とにかく、「ワイパースイング」がダメなことは確かです。
前回は、「ワイパースイング」をしないために、ゴルフの「ショートスイング」のイメージで、「デッド」にスイングを始動する「DS版」を練習しました。
しかし、実用化するためには、パワー不足でした。
どのようにして、「G点」に集めたパワーをボールに伝えるのか、試行錯誤が続きました。
「エルボー・パンチ」のイメージを応用できないか、とも考えましたが、遠い打点に対して全く実用的ではありませんでした。
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ずっと以前から試行錯誤してきたのは、「スピン」ショットにおける「プロネーション」でした。
「スピン」ショットでの「プロネーション」の動きは複雑で、文字で表現することはできません。
「サーブ」の「プロネーション」の動きですら、十分に解明されていません。
もちろん、「スピン」と「サーブ」では「プロネーション」の動きは全く異なります。
ただ、共通していることは、「手首を返す」動きは、手首の「関節」の可動域の制限があるために、「スピン」も「サーブ」も、それぞれ独特の「ひねり」の動きが生まる、ということです。
その「ひねり」の動きに、肘の「曲げ伸ばし」が組み合わさり、さらに複雑な動きが生まれます。
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②「GT-R」の解放と加速
「スピン」での「プロネーション」の動きを使って、「GT返し」を始動し、加速させる動きを練習しました。
「GTRの3点」を意識して、「GT返し」を強く行い、「G点」にパワーを集めます。
当然、「R点」にも「GT返し」の「反動」的な回転力が生まれます。
ところが、「ワイパースイング」では、グリップ側が左方向に流れるので、「R点」は「反動回転」できません。
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「スピン」の「プロネーション」を使うと、「手首の返し」と「肘の伸ばし」の組み合わによって、打点で、手首から「GT返し」までの半径をより長くすることができます。
さらに、この「動き」を使って、「R点」を左方向に「引っ張る」ことなく、「GT返し」の「反動回転」に「解放」することができます。
さらに、体回転などを組み合わせると、「GT返し」や「R点」の「反動回転」を「加速」することもできます。
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ところが、いくら改良しても、結局、パワー不足でした。
特に、遠い打点では「GT返し」が不完全になり、「R点」の「反動回転」も不可能です。
遠い打点、高い打点、食い込むボールなどで、「GTR」は応用性がなく、全く無力でした。
「G返し」から始まった長い試行錯誤の連続でしたが、ついに「ラスト・イカロス」の時が来たようです。
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③「スーパー・プロネーション」の可能性
もちろん、「GTR」を諦める過程で、並行して、新しい方向性をいろいろ模索してきました。
「GTRの3点」を意識して回転させる練習のおかげで、様々な複雑なラケットの動きをコントロールできるようになり、遠心力パワーやプッシュパワーなどを正確に感じ取れるようになりました。
この「進化」が、次の新しい試行錯誤の動きを「開発」するのにとても役立ちました。
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かなり以前に試してみて、コントロール不能、理解不能として、諦めていた技術を再度試してみました。
「スピン」の「プロネーション」を使って、「スピンとプッシュ」を両立させる技術です。
驚きでした。超簡単でした。
「GTR」を諦める「挫折」を感じる暇もなく、この「新しいプロネーション」に「熱中」しています。
とりあえず、「スーパー・プロネーション(SP)」という名前にします。
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見た目には、特別な動きでも、画期的な技術でもないかもしれません。
自然と使っている選手も多いと思います。
でも、その技術をしっかり「理解」して、「使いこなす」には長い試行錯誤が必要でした。
この技術を十分に理解して使っている選手(プロ)はほとんどいないでしょう。
これから、いろいろな選手のビデオをチェックして、この技術の「存在」を検証したいと思います。
ビデオで、「GTR」の回転をチェックするのはとても難しい作業でしたが、この「SP」技術の使い方をチェックするのは案外簡単で、楽しい作業です。
また、この技術を「進化」させるという新しいチャレンジも楽しみです。
「不死鳥イカロス」の「不滅」の精神力は「SP」に引き継がれます。
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FB④「イカロスGT-R」DS版
「イカロスGT-R」の実用化に取り組んでいます。
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①「GT返し」での「ゼロヨン加速」
打点では、必ず「ヘッドの返し」、つまり「GT返し」で「G点」にパワーを集めます。
ゴルフのショートスイングのように、必ず、素早く自然な「ヘッドの返し」を打点に合わせます。
重要なのは「加速」です。
「加速」される「G点」に強力なパワーが生まれます。
イメージとしては、「最高速度」ではなく、「ゼロヨン」が重要です。
無駄な情報ですが、ロータリーエンジンの「初代コスモ」のゼロヨンは、1982年2名乗車で15秒16、日本車最速でした。
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自分の腕力で「G点」をひねり込もうとしても、十分な「加速」ができません。
確かに、「ワイパースイング」では、ヘッドに遠心力が生まれますが、「等速」でパワー不足です。
「等速」でのヘッドの「最高速度」ではなく、「加速」される「G点」の「ゼロヨン」パワーが重要です。
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ゴルフのショートスイングでは、打点での素早く自然な「ヘッドの返し」を冷静に「観察」します。
自分の腕力でパワーを加えると、コントロールができません。
スピンショットに適した、小さく鋭い「GT返し」で「G点」に強力なパワーが生まれ、ボールを打ち抜く様子を冷静に「観察」します。
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②「デッド・スタート(DS)」
どうやって「G点」に強力なパワーを生み出すか?
ショートスイングでの「手首の返し」が重要だとわかっていな がら、「自分の腕力」や「Bスイング」や「体回転」のパワーを利用するべきだと思ってしまいました。
「早く構える」という「残酷な天使のテーゼ」から抜け出すことができないのです。
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無駄なBスイングや振り出しの動きをなくし、それぞれの打点に対し、「GT返し」が可能な「最小限」の「構え」の位置を見つけます。
「最小限」の「構え」の位置を「デッド・ポイント」と考え、そこから無駄な動きをなくして、「GT返し」のスイングだけを行います。
「デッド・スタート(DS)」と名付けました。
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「予備動作」がないとラケットの始動のリズムが難しい場合は、「G点」に「遠心力」が生まれないように、「構え」の位置で最小限の「予備動作」を行います。
しかし、「遠心力」を作り出すことに気を取られて、気づかなかった、見逃していた「パワーの出し方」があります。
静止物体の「慣性」、あるいは「慣性力」です。
大きなワイパースイングによって、ヘッドに生まれる、「等速」で回転する「慣性力」ではありません。
「等速」の「慣性力」ではパワー不足です。
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具体的な「慣性力」スタートのイメージを紹介します。
「G点」と「T点」がゴムひもで結ばれていると考えます。
「T点」を始動させて、「GT返し」のスイングを始めます。
すると静止している「G点」には「慣性力」が働いて、つないだゴムひもが伸びます。
もちろん、実際はラケットなので伸びませんが、始動する「T点」に対して、「G点」がその位置に残って、「GT間」が一瞬伸びるイメージが重要です。
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次の瞬間、伸びたゴムひもが縮み、「G点」が「T点」に追いつくように強力に動き始めます。
この時、ほぼ同時に、それぞれの打点に適した位置に「T点」を固定し、さらに「T点」を支点として「G点」を鋭く回転させます。
これが「ショートスイング」による「GT返し」です。
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「等速」で動く「慣性力」は、「砲丸投げ」のイメージです。
体回転によって、「等速」で動き続ける「慣性力」を作り出すイメージです。
もちろん、実際はスナップも使うので、複雑ですが。
「静止」からの「慣性力」は、「やり投げ」のイメージです。
一瞬、「慣性力」で、やり全体の重心がその位置に残り、伸びたゴムひもが縮むように、爆発的なスナップパワーで飛び出すイメージです。
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「ゼロヨン」のように、「G点」が「ゼロ」の「静止位置」からスタートし、打点では、強力な「遠心力」パワーで加速しながら、ボールを打ち抜くイメージです。
ギリギリまでコンパクトで鋭い「ショートスイング」で、様々な打点に対し、正確な「GT返し」を行います。
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③「デッド・ポイント」
フォアハンドは、「押し手」なので、「GT返し」が不安定になります。
最小限の「構え」の位置、つまり「デッド・ポイント」からの始動で、正確な「GT返し」を行います。
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シングルBは、左利きの「引き手」なので、パワー不足ですが、「GT返し」は自然に生まれます。
ただし、打点までの「振り出し」、「助走」が必要です。
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ダブルBは非常に問題があります。
左利きの「ゴルフ」スイングなので、自然にパワフルに「GT返し」ができるはずですが、あまりにも「リーチ」が短く、様々な打点に対して、「GT返し」を正確に行うことができません。
さらに、両手のため「G点」に生まれる回転パワーを感じ取りにくくなります。
打点までの「振り出し」をできるだけ短くして、最小限の「GT返し」だけに集中する必要があります。
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「GT返し」を練習することで、様々な打点に対する、「右手だけ」「左利きの引き手だけ」「左利き」でのゴルフスイングが楽しめると考えましょう。
ゴルフクラブには「G点」「T点」があるのか、考えてみるのも面白いでしょう。
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バットの上と下に文字を書き入れ、打点での「手首の返し」で、二つの文字がどのように回転するか、「観察」するのも面白いでしょう。
「フライボール革命」の真髄がわかるかもしれません。
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とにかく、まだまだ、チャレンジが続きます。
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FB③「イカロスGT-R」カスタム
「イカロスGT」をさらに改良しました。
名前で遊んでいるようですが、実際は、1週間ぐらい試行錯誤して、苦労?しました。
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①「内なる翼」-「ロータリーエンジン」
「GT返し」では、ゴルフやバッティングのように、「ヘッドの返し」のパワーを使います。
「GT返し」では、腕とラケットの角度が重要になります。
「GT返し」は「ワイパー平面」の中で行います。
ラケットの中に、さらに1点を設定し、「G・T・R」の3点で「ワイパー平面」をしっかり感じ取りながら、腕との角度を安定させます。
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「アンバランス」な「GT返し」のパワーを「G点」に集中させてボールに伝えます。
打点では、「G・T・R」の3点を鋭く強力に回転させるので、あの伝説の「ロータリーエンジン」の回転パワーをイメージしました。
ピストン運動を使わない「ロータリーエンジン」は画期的でした。
三角形の「ローター」がただ軸回転するだけでは、エンジンになりません。
「アンバランス」な軸回転が画期的なエンジンを可能にしています。
同じように、「G・T・R」の3点を意識した「アンバランス」な「GT返し」で、「G点」に強力なパワーを作り出します。
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「イカロス」を「初代コスモ」という名前に変えようかと思いましたが、止めました。
「ロータリーエンジン」は十分に「実用化」できていません。
「イカロス」の技術が同じ運命をたどらないことを祈ります。
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②「GRプッシュ」-「GR押さえ込み」
「GT返し」で、「G点」に強力なパワーを作り出し、ボールに強力なスピンをかけます。
しかし、「プッシュ」パワーをボールに伝えるときは、「ワイパー平面」の意識が必要になります。
「GRのてこ」パワーを意識しながら、打点の高さに合わせて、「プッシュ」あるいは「押さえ込み」を行います。
打点での鋭い振り抜きの動きである「GT返し」と、「GRのてこ」のパワフルなプッシュの動きは「矛盾」するようにも思えます。
「ロータリーエンジン」のような、複雑で画期的な技術が必要なのでしょうか?
この動きは、テニスだけの独特のものなのか、ゴルフやバッティングにも共通の「ヘッドの返し」の技術なのか、チャレンジは続きます。
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FB②「イカロスGT」カスタム
「スーパー・イカロス」の改良中です。
ベースとなる技術は一応健在です。
実用化・実戦化に取り組んでいます。
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①「GT返し」ー「内なる翼」
「G返し」という言葉は、自分の腕力で「G返し」を行うイメージが強いので、「GT返し」に変更します。
とにかく、ゴルフやバッティングのように、「ヘッドの返し」のパワーを使います。
「手首の返し」とも言うので紛らわしいです。
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「アンバランス」な「ヘッド」をイメージすることで、打点での「GT返し」のパワーがコントロールしやすくなります。
「G点とT点のアンバランスな回転」によって、打点では「ゴルフ」のようなパワーが生まれます。
「G点とT点」では「重さ」も「遠心力」も異なるようにスイングのバランスをコントロールします。
もちろん、物理的には左右均等のラケットです。「GT返し」のスイングの中で「意識?」をコントロールします。
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②「らせんベクトル」ー「危険なプッシュイメージ」
「GT返し」のパワーを使えるようになると、すぐ「プッシュ」パワーを加えたくなります。
「GT返し」による「ひねり込み」のパワーに、「プッシュ」パワーを加えて、「らせんベクトル」という不思議な言葉を作って、一人で実用化に挑戦しました。
「スクリュードライバー」というショットの名前も考えたのですが・・・。
ダメでした。また、自分の腕力でひねり込もうとしてしまいました。懲りないですね。
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もう一度確認します。
ゴルフやバッティングでの「ヘッドの返し」では、打点では「ヘッドの返し」のパワーを信頼するしかありません。
打点で「自分の腕力」でヘッドを加速するのは不可能です。
テニスでも、より鋭くパワフルな「GT返し」ができるように、全体のスイングバランスを考える必要があります。
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③「フライボール革命」の光と影
ソフトバンクの柳田選手を代表とする「フライボール革命」が話題になっています。
柳田選手の「ヘッドの返し」に注目してきたので、興味津々だったのですが、テレビ番組では「打球角度」と「打球速度」が話題になるだけで、物理の授業のようでガッカリでした。
「ヘッドの返し」の秘密を少しでも解明してほしかったのですが・・・。
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古くは落合選手も「フライボール」だったと言われています。
結局、「オレ流」の特殊な打ち方として「特別扱い」され、その技術は解明されていません。
それほど、「ヘッドの返し」の科学は難しいのかもしれません。
柳田選手の「内角高め」の打点での「ヘッドの返し」の技術は他の選手に共有されるのでしょうか?
それとも、もう一つの「オレ流」で終わるのでしょうか?
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