「異次元テニス」をめざして

ー 残酷な天使の「アンチテーゼ」 ー

F⑩「回転プッシュ」から「2Gプッシュ」へ

今度こそ「完成形」だと信じて、「二段返し」の練習をしました。

ところが、またまた「迷い」が出てきて、そして、またまた新しい技術に「変更」することにしました。

コロコロと話が変わるので、誰も信用しないでしょうね。

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①「R返し」か「即始動」か?

「R返し」で打点近くまでスイングしてから、打点での「G返し」につなげるべきか?(第8段階)

あるいは、「R返し」なしで、ヘッドを立てたまま「構え」て、そこから「即始動」させて、打点での「G返し」につなげるべきか?(第5段階)

「即始動」は、卓球の伊藤美誠選手の「前陣速攻」的「みまパンチ」のイメージです。

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 ②「G返し」と「回転プッシュ」の両立?

「R返し」を使った、「切り返し」と「ヘッドの遅れ」を利用した打ち方でも、打点で、十分満足するボールが打てます。

ところが、「回転プッシュ」でのパワーがコントロールできません。

「G返し」と「回転プッシュ」の区別ができず、「スピン」と「パワー」の調節ができません。

 いろいろ試した結果、「R返し」のスイングを使い、「切り返し」と「ヘッドの遅れ」を利用すると、打点での「回転プッシュ」のパワーがコントロールできなくなると感じました。

結論です。1日で訂正です。

「R返し」を使った「二段返し」を捨てます。(第8段階)

ヘッドを立てたまま「構え」て、そこから「即始動」させて、打点での「G返し」につなげる方法を選びました。(第5段階)

見た目には「ほとんど変わらない」スイングかもしれません。

でも「本人」にとっては、ヘッドの「Gポイント」に生まれる「リズム」が大きく異なるのです。

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③「G返し」と「回転プッシュ」の2つの「リズム」

ヘッドをひねり込む「G返し」の動きで、ヘッドの「Gポイント」にコンパクトな鋭い「リズム」が生まれます。

これを、もう一つと区別するために「1Gリズム」とします。

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ところが、体回転を使った「回転プッシュ」のパワーをヘッドの「Gポイント」に伝えると、大きくパワフルな「リズム」が生まれます。

これを、もう一つと区別するために「2Gリズム」とします。

以前、この大きくパワフルな「2Gリズム」を実用化しようといろいろ試行錯誤しましたが、普通の「ワイパースイング」では、二つの「リズム」の両立は不可能でした。

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④「回転プッシュ」から「2Gプッシュ」へ

今回、「G返し」をよりコンパクトに、より鋭く行うことで、「1Gリズム」で動くヘッドの「Gポイント」を、「回転プッシュ」による大きくパワフルな「2Gリズム」に「同調」させることができました。

この「可能性」にかけたいと思います。

「G返し」の「1Gリズム」のパワーと「回転プッシュ」の「2Gリズム」のパワーを打点で「一致」させます。

パワーが2倍になる、あるいは2乗になる、という願いを込めて、「回転プッシュ」を「2Gプッシュ」という言葉に変えます。(第10段階)

タイミングが難しいかもしれませんが、2つの「リズム」を「一致」させることができれば、体回転のパワーを「G返し」と「2Gプッシュ」の両方に有効に伝えることができます。

まさに「異次元」の「ミート」感覚です。「快感」です。

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↑ 残念ながら、「R返し」によって、「ヘッドの遅れ」が生まれ、「1Gリズム」が遅れてしまいます。当然、「2Gリズム」とも「一致」していません。

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⑤ゴルフでの「リズムの一致」

イメージしやすいのは、ゴルフです。

ゴルフで、クラブ全体を「手首の返し」を使ってスイングする「リズム」が大きくパワフルな「2Gリズム」です。

打点での、重いヘッドが180度回転してミートする「リズム」がコンパクトで鋭い「1Gリズム」です。

ゴルフでは、この2つの「リズム」を「一致」させることが不可欠です。

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↑ 2つの「リズム」を「一致」させます。

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⑥「即始動」と言う名の「ミニ・ループ」

「即始動」といっても、「慣性の法則」があるので、完全に「切り返し」なしでスイングすることはできません。

しかし、普通の「切り返し」で生まれる大きな「ヘッドの遅れ」は「2Gプッシュ」を不可能にします。

「即始動」とは、ヘッドを立てたままの「構え」から、必要最小限のヘッドだけの「ミニ・ループ」で切り返して、ヘッドに「G返し」と「2Gプッシュ」の両方に使える「リズム」を作り出すことです。(第11段階)

「即始動」は非常にわかりにくい動きで、見た目にはヘッドの先だけの「ミニ・ループ」に似ているので、この説明がわかりやすいと思いましたが、実際の動きとは異なっていました

やはり、ヘッドを立てたまま「構え」て、そこから「即始動」させて、打点での「G返し」につなげる方法を追求するしかありません。(第5段階)

この「リズム」が、「G返し」と「2Gプッシュ」の両方の「リズム」につながり、打点では、「二つのリズム」が完全に一致して、ボールに「ミート」します。

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「G返し」は難しい考え方ですが、ぜひ「挑戦」してみてください。

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